サバゲーでスナイパーライフルでも活躍できる方法を凸スナと考察。
サバゲーでのスナイパーライフル
スナイパーといえば映画やゲームでも人気が高いですよね。長距離から狙った獲物を一撃で仕留める狙撃のスペシャリスト。まさにロマンです。
もちろんサバゲーでもロマン溢れるスナイパーは人気です。
が、サバゲーに置いてスナイパーの強みは少し変わってきます。正直、真正面から撃ち合うと電動エアガンには勝てません。実銃とエアガンではスナイパーライフルの特性が大きく変わるんです。
「え?サバゲーではスナイパーライフルって弱いの?」
いやいやいや!まったく弱くないですよ。特性を活かせれば安くて強いのがスナイパーライフル。実は超コスパがいいエアガンなんです。
他の記事や動画ではサバゲーにおいて「スナイパーライフルは弱い」ってのをよく見かけますが、全くそんなことはありません。
次のセクションでスナイパーライフルの特徴をまとめています。
この特徴をサバゲーで活かせれたら猛者ですね!
実は強い!スナイパーライフル(エアガン)の特徴
それではサバゲーでのスナイパーライフルの特徴を見ていきましょう。まずは一覧でざざっと確認してください。
- 1発ずつコッキングが必要(ボルトアクションライフル)
- 電動ガンと飛距離は変わらない
- 精度がいい(VSR等、種類によるが)
- レスポンス最強
- 発射音が小さい
- ボルトアクションライフルだけ、重い弾OKなフィールドがある
- カスタム・メンテナンス・修理が簡単
- 本体が安く、精度アップもコスパがいい
それでは特徴を一つずつ詳しく見ていきましょう!
1発ずつコッキングが必要
スナイパーライフルといえば、やっぱりボルトアクションライフル。
ボルトアクションライフルは1発ずつコッキングが必要です。なので、初弾をはずすと敵に逃げられるし、ブッシュが濃いと弾かれることも多いです。さらに近接戦だと外したときのリスクが伴いますよね。
スナイパーライフルが弱いと言われる理由は、この「1発ずつしか撃てないコッキング」が原因です。
このデメリットを撃ち消すには取り回しのいいハンドガンが必須です。状況に応じてサッと持ちかえるクセが必要ですね。
ちなみに凸スナの自分は、東京マルイ製のグロック17Gen4がサブウエポン。ブッシュが濃いフィールドならフルオートでも撃てるグロック18cも使いますね。
電動ガンと飛距離は変わらない
日本ではサバゲーで使うエアガンの弾速が法律で決まっています。超えてしまうと銃刀法違反となり、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金が課せられてしまいます。
電動ガンもエアコキも弾速の上限は一緒なんです。
実銃ではスナイパーライフルは長距離、100mくらいの距離であればアサルトライフル、さらに近づけばPDWやサブマシンガンといったイメージがありますが、エアガンではどれも同じ交戦距離です。
なのでサバゲーでは「ボルトアクションのスナイパーライフルはロマン」と言われがちですね。
「スナイパーライフルはロマン」をここからくつがえしていきます!
ノンカスタムでも精度がいい(東京マルイ製)
もちろんエアガンにもよりますが、東京マルイ製のVSR10やVSR-ONEは、ノンカスタムでも精度がものすごく良いですね。
もちろん電動ガンでもカスタムにお金をかければ精度は上がりますが、VSRシリーズなら2〜3万円で最高精度のエアガンが手に入ります。30m以上離れていても、バリケードの小窓から見ている敵に1発で当てることができます。
ただし!何度も言いますが「東京マルイ製のボルトアクションは精度がいい」ということなので注意してください。海外製メーカーのスナイパーライフルは射程距離20m・・・なんてこともあります。
レスポンス最強
トリガーを引いてから発射されるまでがめちゃくちゃ早い。電動ガンと比べると、圧倒的な差ですね。
なので、実はクイックショットはめちゃくちゃ強いんです。
バリケードなんかで隠れてコッキングができる状態であれば、CQB戦はエアコキがめちゃくちゃ強いんです。だから凸スナっていう人種が生まれるんですね(笑)
レスポンスの違いを知るには、ちょっとだけエアガンの構造を知る必要があります。
トリガーを引いてから弾が発射されるまでの動きを見ていきましょう。
エアコキ
エアコキはまず手動でコッキングしますよね?エアガンでのコッキングとは空気を押し出すシリンダーを後ろに下げてスプリングにテンションをかけている状態です。この状態でロックされています。
トリガーを引くとロックが解除されてシリンダーが前進。空気が押し出されてBB弾が発射されます。
シンプルかつ、トリガーを引いてから発射されるまでが最速。レスポンスがいい理由はここですね。
電動ガン
電動ガンはちょっと複雑になります。ここではざっくり大きな動きだけ解説していきますね。
- トリガーを引くと、トリガー裏でバッテリーと本体が通電
- 電気がモーターに流れてモーターが回る
- モーターの回転と噛み合って複数枚のギアが回る
- ギアとシリンダーが噛み合って、シリンダーが後に下がる
- 一定距離下がると、噛み合っていたギアが外れてシリンダーが前に飛び出す
その後はエアコキと同じく、空気が圧縮されてBB弾が飛び出す仕組みです。
トリガーを引いてから、こんなに複雑な動きをしているんですね。一番のポイントはトリガーを引いてからシリンダーが後退すること。エアコキならコッキングをした時にすでに後に下がっていますよね?
電動ガンのレスポンスが劣るのはこれが理由なんです。
シリンダーを最初から後に下げた状態にできる「プリコック」というカスタムもあります。電動ガンのレスポンスは上がりますが、理論値上ではエアコキのほうがレスポンスが上ですね。
ガスブロ
ガスブロも比較的レスポンスがいいですね。近距離戦でよく使われるハンドガンはガスブロが使われるのも納得です。
それではガスブロの発射までの構造をざくっと説明しますね。
- トリガーを引くとマガジン裏のバルブが押される
- ガスが噴き出してアッパーレシーバーに流れ込む
- ガスがBB弾を押し出して発射
- バレル側へ流れるガスを弁が塞ぐ
- 充満されたガスは後側に流れこみ、ブローバック
- バルブを押しているノッカーが解除される
メカニズムはちょっと複雑ですが、弾が発射されるまではシンプルですね。エアコキと非常に近いレスポンスです。
レスポンスはいいんですが、ご存じの通り寒くなると気化がうまくいきません。安定したレスポンスといえばエアコキ・・・といったところでしょうか。
バリケード戦こそエアコキ
構造がわかったところで改めて。
エアコキはレスポンスが最強なので、バリケードからのクイックショットがめちゃくちゃ強いんです。相手が一瞬だけ顔を出したとき、電動ガンで撃っても当たらないですよね?これ、エアコキなら結構当たるんです。
バリケード戦でエアコキを使っていると猛者に見えますが、あれはロマンだけではないんです。
コッキングのタイミングで体を隠すことができるなら、エアコキで精度抜群のスナイパーライフルは最強の1本に化けることもありますよ。
発射音が小さい
これはサバゲー経験者なら実感していると思いますが、エアコキのスナイパーライフルは発射音がめちゃくちゃ小さいです。
森林フィールドでサプレッサーなんかつけたら、5m先から撃たれても正確な位置がわかりません。
索敵がうまくできれば、気づかれずに一方的に撃ち続けれるのもスナイパーライフルのメリットですね。
サバゲーでスタートと同時に最前線に走り、敵の横をとれれば気づかれずに撃ち続けられます。
重い弾でもOKなフィールドがある
フィールドにはそれぞれレギュレーションがあり、使えるBB弾の重さが決まっています。ただ、レギュレーションには「ボルトアクションのみ○gの弾まで使用可能」というのもよく見かけます。
重い弾ほど風に影響されずに真っ直ぐ飛ぶので、ボルトアクションライフルだけアドバンテージがあります。
ゼロインさえあっていれば初弾で当てられることも増えますね。
カスタム・メンテナンス・修理が簡単
「レスポンスが最強」でも書きましたが、エアコキの構造はとても単純です。単純だからこそパーツも少なく、構造も簡単です。
バラしてもリスクが少なく、パーツの組み替えやメンテナンスがとても簡単です。初心者がカスタムするなら、確実にエアコキからスタートするほうがいいですね。
電動ガンの内部、特にメカボはかなり複雑です。開けると戻せなくなり、心が折れたサバゲーマーも多いはず・・・
カスタムまでいかなくても、バラしてインナーバレルのメンテナンスだけでもできれば、精度が大きく変わってきます。花咲かGというクリーナーで磨くと、マジで綺麗になって汚れがつきづらいのでおすすめです。
スナイパーライフルの基本として、VSRのバラし方は以下のカスタム記事を参考にしてくださいね。
精度をあげてもコスパがいい
重複しますが、エアコキの構造は単純です。スナイパーライフルもエアコキであればもちろん同様です。
東京マルイ製のVSRなら箱出しでも精度はかなりいいので、そのままでもトップクラスの性能ですが、さらに自分好みにカスタムをするとしても、触る箇所が少ないのが特徴です。
電動エアガンならEFTいれてプリコックにして、モーター変えて・・・なんかしていくと10万円なんてあっという間にかかってしまいます。それに比べて、ボルトアクションのスナイパーライフルならバレルやシリンダー、パッキン程度で十分オリジナルになります。
VSRなら触るところは無いレベルですが、ヘタってきたらホップアップのパッキンくらいは変えたほうがいいですね。重い弾を使うなら一撃に変えてしまうのも手です。
サバゲーでスナイパーはどうやって戦う?
さて、メリットとデメリットがはっきりしているスナイパーライフル。サバゲーではどのように立ち回るの強いのでしょうか?
まずはスナイパーライフル(ボルトアクション)の戦闘面でのメリット・デメリットをおさらいします。
- 精度がいい(VSR等、種類によるが)
- レスポンス最強
- 発射音が小さい
- ボルトアクションライフルだけ、重い弾OKなフィールドがある
- 1発ずつコッキングが必要(ボルトアクションライフル)
- 電動ガンと飛距離は変わらない
まとめると、スナイパーライフルの特徴は下の通り。
レスポンスが良く1撃で仕留めやすい。
でも1発ずつコッキングが必要。
姿を見られなければ位置バレがない。
これを頭に入れて戦ってください。実銃のスナイパーとは全く違う戦い方になります。
ここからは凸スナを続けているサバゲーマーの一意見として参考にしてください。スタイルは人それぞれで、ロマンを追ったり得意な戦い方でOK。
クイックショットを多用するバリケード戦
レスポンスが良いので、相手がクイックピークをしていてもヒットをとれることが多いんです。しかもクイックショットは基本的に1発で問題ないので、実はスナイパーライフルは強いですよ。
注意点として、必ず遮蔽物のあるところで戦ってください。
1発ずつコッキングを挟むので、初弾を外せば隙だらけになってしまいます。1発撃っては隠れてコッキングを繰り返すのがポイントです。
ただし、複数の敵が入り乱れるようなときはコッキングしている余裕はないので、潔くハンドガンに持ち替えましょう。この辺りの判断も重要になります。
スタートダッシュで敵の横を取る
飛距離は電動ガンと変わらなくても、VSRなどのスナイパーライフルなら精度が良く、発射音も小さいという強みがあります。
この強みを活かすにはスタートダッシュ。
最前線に張り付き、なるべく敵の横を取る意識を持ってください。自分が敵なら「きっとこの位置を警戒する」という予測をつけて、その敵を横から狙える位置がベストです。
こういったポジションを探すには、サバゲー中に味方の配置を覚えておくことですね。味方が隠れている位置は、だいたい裏ゲームでは敵がいます。
敵を探して撃ち合うだけでなく、味方の配置や敵の予測をしながら戦うと、消音性に優れるスナイパーライフルなら一方的にヒットを取り続けることも可能です。
サバゲーで使えるスナイパーライフル
サバゲーで使えるスナイパーライフルも紹介しておきますね。
とはいっても、本記事で何度も紹介しているVSR。箱出しでも精度が良く、スナイパーライフルで活躍したいならVSR一択です。とはいってもVSRは種類も多いので迷っちゃいますよね。
サバゲーで活躍したいなら下のどちらかを選ぶのがベターです。戦い方に合わせてえらんでくださいね。
まとめ:サバゲーでスナイパーライフルは使えるか?
サバゲーにおいてスナイパーは不利・・・という認識が多いですが、必ずしもそうとは限りません。ボルトアクションならではのコッキングをカバーしながら、スナイパーライフルにしかない強みを存分に活かしてください。
スナイパーライフルを使ってみても、なかなか活躍できないなぁという方は・・・
一度、私とサバゲーにいきましょうか(笑)
YouTuberのスナイパーカズさんもめちゃくちゃ参考になるので、スナイパーをメインで戦いたい方は参考にどうぞ。