サバゲー×装備

M1911【ハンドガン】実銃はどんな銃?エアガンは?徹底解説

銃の中でもトップレベルにメジャーな銃M1911。映画はもちろん、漫画やゲームでもよく登場するので、「銃といえばこの見た目」と思う人も多いのではないでしょうか?そんなM1911を解説していきます。

M1911【ハンドガン】実銃はどんな銃?エアガンは?徹底解説_イメージ画像

M1911(ハンドガン)とは?

M1911は、アメリカのジョン・ブローニングが設計し、同じくアメリカのコルト・ファイヤーアームズ(通称:コルト社)が開発した自動式拳銃のモデル名。

アメリカ軍が第一次世界大戦から第二次世界大戦まで使用していた標準的な軍用拳銃の1つとして有名ですよね。

※第一次世界大戦では完全な供給が間に合わなかったので、一部で使用されていた

M1911のイメージ画像

たくさんのシリーズがありますが、ベースとなる「M1911」は、.45ACP弾を使用するシングルアクション式の拳銃で、7発のマガジンを装填することができます。その特徴的なデザインは、バレルとスライドが一体化しており、グリップには縦に溝がはいっています。

また、トリガーセイフティハンマースライドストップなどの安全装置が接合しています。

M1911は、第一次世界大戦第二次世界大戦朝鮮戦争ベトナム戦争などでアメリカ軍が使用し、その信頼性や精度の高さから、市民用の護身用拳銃としても人気です。

多くのメーカーがM1911のバリエーションを製造しており、競技射撃やコレクションとしても広く愛されています。

ひま人

M1911はシンプルで完成されたハンドガンだからこそ、ここまで長く愛用されているんですね!

M1911とコルトガバメント

M1911を通称「コルトガバメント」と呼びますよね。間違いではないんですが、正確には

M1911≒コルトガバメント

です。

ひま人

え?「M1911コルトガバメントって言うじゃん!」とツッコンだ方。その通りなんですけど、歴史を見ると微妙に違うんです。

まず、結論からいいますね。

M1911とコルトガバメントの違い

M1911の歴史はかなり古く、覚えるとなると大変です。この記事では「ざくっと何が違うか?」をマークしています。

それではM1911とコルトガバメントの違いを見ていきましょう!

各ハンドガンの正式名称

M1911は、アメリが軍が制式採用したモデルであり、正式名称は「Colt Automatic Pistol, Calibre .45, M1911」となっています。

一方、コルト・ガバメントは、市場向けに販売されたモデルであり、正式名称は「Colt Government Model」または「Colt 1911」となっています。

生産期間

M1911は、1911年から1985年まで生産されています。対してコルト・ガバメントは、1912年から現在まで生産されています。

どちらも超ロングセラーですよね!

生産している国

M1911は、アメリカで生産されたものであり、コルト・ガバメントは、アメリカだけでなく、他国でもライセンス生産されています。

クオリティー

M1911は、アメリカ軍向けに製造されたモデルであり、高い基準が設けられていました。

一方、コルト・ガバメントは、市場向けに製造されたため、品質がやや低くなっていたモデルがあります。

ひま人

色々調べてみましたが、あくまで「場合がある」というレベルです!

一部の装飾

コルト・ガバメントはM1911に比べて、より豪華な装飾が施されていることが一般的です。例えば、象牙のグリップ、彫刻入りのスライドなどがあります。

確かに軍用では不要な見た目なので、差はありそうですね!

M1911にフォーカスした特徴

M1911といっても、本当に歴史が長く、バリエーションが豊富過ぎます。コルト社だけでなく、世界各国の様々なメーカーが開発していて、有名なハンドガンも非常に多いですよね。

M1911イメージ画像

すべての特徴となるとごちゃちゃになってしまうので、ここではM1911にフォーカスして概要だけ掲載しておきます。

M1911はシングルアクション

M1911シリーズは、シングルアクション式の拳銃で、ハンマーを手動で引いてから、トリガーを引くことで発砲する仕組みです。これにより、トリガープルが軽くなり、高い精度を得られます。

ひま人

後継機にはもちろんダブルアクションもあります!

ちなみにスライドストップも搭載されています。全発うち終わるとスライドが後退したままロックされる仕組みです。

アメリカ軍に採用される信頼性

M1911シリーズは、当初アメリカ陸軍に採用されたことからもわかるように、高い信頼性を備えています。どんな環境下でもタフに使えることがポイントですね。

また、多くの部品が交換可能で、修理やメンテナンスが比較的簡単に行えるため、長期間使用することが可能です。

M1911のシリーズ

先に書いたように、M1911はすさまじいバリエーション数があります。

どれも素晴らしいハンドガンなのですが、あまりにも膨大になってしまうので、ここでは日本でもエアガンで手に入るシリーズの中から解説していきますね。

M1911A1

M1911A1は、第一次世界大戦(一部で使用)から第二次世界大戦にかけて、そして現代でも使用されている歴史ある銃器です。

M1911A1(ハンドガン)のエアガン画像

M1911A1は、.45ACP弾を使用し、単発式であり、マガジン容量は7発です。

M1911A1は、設計者のジョン・ブローニングが1900年に開発したオリジナルのM1911の改良型であり、改良点としてはグリップの形状やスライドストップ、セーフティー、マガジンリリースなどが挙げられます。

耐久性と扱いやすさから、アメリカ軍だけでなく、警察や民間でも長い間愛用されてきました。

現在でも、M1911A1は多くの人に愛されており、民間市場では様々なメーカーから製造されています。また、特殊部隊や法執行機関などでも使用されており、その歴史と実績から、銃器の中でも特に有名な銃器の一つとされています。

ひま人

ちなみによく見る「A1」と言う表記。A〜はアメリカ陸軍が使うナンバリングです。(例)M1911A1

M1911から微妙にアップデート入ってますけどね!

コルトMk.IV SERIES 70

コルトMk.IV SERIES 70は、M1911と同じく、アメリカの銃器メーカーであるコルト・ファイアアームズが製造した半自動拳銃の一種です。 1970年代に導入された改良版であり、より正確かつ信頼性の高いハンドガンになっています。

コルトMk.IV SERIES 70(ハンドガン)のエアガン画像

コルトMk.IV SERIES 70は、M1911同様に.45ACP弾を使用します。

鋼鉄製のフレーム、スライド、およびバレルで構成されており、銃身の長さは5インチで、マガジン容量は7発です。

マガジンの突起を引くことでマガジンの装填が可能で、スライドストップレバーを上げることでスライドを固定することができます。

コルトMk.IV SERIES 70の最も重要な変更点は、銃の安全機能で、以前のシリーズに比べてより安全性が高くなっています。

いくつか安全性に係る変更がありますが、とくに注目すべきはグリップセーフティの追加です。グリップセーフティは、銃が正しく握られている場合のみ解除され、銃が落下しても発砲しないようになっています。

コルトMk.IV SERIES 70は、軍隊や警察で使用されることがありますが、民間市場での販売も行われています。また、映画やテレビドラマでもよく使用され、アメリカの伝統的なハンドガンの一つですね。

ハイキャパでもよく見るグリップセーフティ

グリップセーフティとは、銃のグリップ部分に搭載されたセーフティ機能のことです。れます。

一般的に、グリップセーフティは、銃を握るために必要な力を加える事で解除されます。銃を持った手の力でセーフティが解除されるため、手から銃が滑り落ちてしまうと安全が解除されなくなり、誤発射を防止できるという仕組みです。

M45A1 CQBP

M45A1 CQBPは、アメリカ海兵隊が採用しているコンパクトなハンドガンで、こちらもM1911をベースに設計されています。

ひま人

海軍のモデルはやっぱり人気ですよね!

M45A1 CQBPは、重量を軽くするために開発されました。

基本的な銃のポイントは同じです。M45A1 CQBPも、.45ACP弾を使用し、マガジン容量は7発です。銃身の長さは5インチで、スライド、フレーム、およびバレルは全て鋼鉄製で構成されています。

また、スライド上部には、トリチウム製のノットドットサイトが取り付けられており、バレル下には光学機器が取り付けられるよう、ピカティニーレールが取り付けられました。

M45A1 CQBPは、耐久性と信頼性に優れており、銃身とスライドには表面処理が施され、腐食や摩耗に強くなっています。 さらに、グリップには、海兵隊のエンブレムが刻印されており、美しい外観と高い操作性を両立しています。

M45A1 CQBPは、アメリカ海兵隊によって採用されたことで知られていますが、民間市場でも入手可能であり、コレクションとしても人気があります。

M1911A1 MEU PISTOL

M1911A1 MEU PISTOLは、アメリカ海兵隊特殊作戦コマンド(MARSOC)および海兵隊遠征部隊(Force Reconnaissance)によって使用されているカスタムM1911の一種です。

M1911A1 MEU PISTOLは、オリジナルのM1911A1に比べて、より強力で軽量なアルミニウムフレームを採用しています。また、ステンレススチール製のスライド、バレル、および部品が使用され、耐食性に優れています。

また、サイトも改良され、高品質のトリチウムサイトを採用しています。トライトは、暗い環境下でも発光するため、正確な射撃が可能です。また、リアサイトは、バリアなノッチ形状を採用しています。

さらに、バレル下のガイドロッドも進化しました。ステンレススチール製のフルレングスガイドロッドを採用しています。バレルの前方まで伸びており、反動を減らすことできるようになりました。

7発装填可能なマガジンを採用しています。マガジンの底部には、雑草や泥などが詰まらないように、排水孔が設けられているので、よりタフな環境下でも使用できますね!

M1911シリーズをモデルとしたエアガン「ハイキャパ」

さて、M1911の中でもよく目にするシリーズを掲載してきました。詳しい解説は先に書いたので、M1911のエアガンをまとめておきますね。

ひま人

M1911はファンが多いので、他にもさまざまなエアガンが発売されています!

M1911モデルのエアガン「ハイキャパ」

ハイキャパは、東京マルイ社が製造するハンドガンシリーズで、エアガンの中でも非常に人気が高いシリーズの一つです。

ハイキャパの意味は大容量。つまり、シングルカラムで弾倉の少ないM1911をモデリングし、弾倉容量を増やした、架空の銃ということです。

ひま人

ざっとハイキャパの特徴をまとめますね!

今回はM1911の紹介がメインですが、ハイキャパを見比べたい方も多いはず。

とはいえ、M1911ではなくハイキャパを選ぶということは、やっぱり性能が重要ということですよね?そんな性能重視のあなたに合うハイキャパを紹介しておきます。

ハイキャパ D.O.R

ハイキャパDORは、東京マルイ社が製造するハイキャパシリーズの中でも比較的新しいモデルです。

ハイキャパ D.O.R(ハンドガン)のエアガン画像

まず、装填数が31発とかなりの容量です。また、リアサイトを取り外し、直接ドットサイトを取り付けられるようになりました。

何より比較的新しいモデルでもある為、新型のピストンショートトリガーなどで効率よくシューティングできるようになりました。

ひま人

性能重視でハイキャパシリーズを選ぶのであれば、ハイキャパDORで問題ないですね!

ハイキャパ5.1 ゴールドマッチ

ハイキャパ5.1 ゴールドマッチも、東京マルイ社が製造するエアガンのハンドガンのシリーズの1つです。

ハイキャパ5.1 ゴールドマッチ(ハンドガン)のエアガン画像.

他のハイキャパと大きく違うのはデザイン。好みが分かれますが、黒×金のデザインはファンも多く、かなりの人気を誇ります。

メッキ加工が施されており、高級感がありますね。ゴールドマッチという名称も、その高級感を強調したものです。

スライドは軽量化されており、反動が軽減されています。また、スライド上部にはノバク式のファイバーオプティックサイトが搭載されています。

さらにグリップ内部にはウェイトが入っていて、射撃時にバランスが良いことも特徴です。

ハイキャパDORと同じく、マガジン容量は31発です。

番外編:ストライクウォーリア

ストライクウォーリアリコリス・リコイル(リコリコ)の主人公「錦木千束」のモデルとなった銃。

ストライクウォーリア(ハンドガン)のエアガン画像

正確に言うと多少違うところはありますが、モデルとしてはこのエアガンと言って問題ないでしょう。

独特な形状から、発売当初はなかなか叩かれたエアガンでもあります。サバゲーでもあまり見かけないのですが、リコリス・リコイルが放送されてから、一気に品薄になったエアガンでもあります。

ひま人

とはいえ、東京マルイ製のハンドガンということもあり、十分な性能を発揮します。近接戦がメインのサバゲーマーには似合いますね!

「まとめ」とサバゲーで使えるハンドガン

今回はM1911の詳細を見てきました。

100年以上、愛される超ベストセラーのハンドガン。シンプルな構造でありながら効率が良く、常に改良を重ねながら、今でもさまざまな機関で使われています。

ひま人

かなり歴史のある銃なので、Wikiで確認すると、さらにさまざまなモデルがありますよ!

M1911の他にも、同じくらい人気の高いグロックをまとめた記事もあります。

実銃の解説だけでなく、サバゲーで使えるハンドガンをまとめた記事はこちら。

それでは楽しいサバゲーライフを!