エアガンの弾速と制限についての解説です。
エアガンの弾速と法律
エアガンの弾速に制限があるのは知っていますよね?
弾速の制限は法律で決まっています。弾速の制限を超えてしまうと銃刀法違反になってしまい、「1年以下の懲役又は30万円以下の罰金」が課せられます。
楽しいサバゲーのはずが、カスタムした結果「犯罪者」になってしまうことも。知らなかったでは済まされないルールなので、しっかり理解しておきましょう!
ちなみに所持している本人が罰せられるので注意してくださいね。
誰かにカスタムを依頼したとしても、あなたが持っているエアガンの弾速が超えていたら、あなたが罰せられます。気をつけて!
6mmBB弾の場合0.989J未満。
これを超えると準空気銃になってしまいます。
※弾の重量ごとの弾速については次の章に記載しています。
18歳未満は弾速の制限が違う!
18歳未満の方は弾速の制限が全く違うので注意してください。エアガンを買うとき、パッケージに「対象年齢:18歳以上」と書かれていますよね?その注意書きの通り、18歳未満が扱うと条例違反になります。
10歳〜17歳の方は「対象年齢10歳以上」のエアガンを購入・使用してください。
これは法律ではなく、青少年保護育成条例にひっかかってしまうので注意してくださいね。
青少年保護育成条例で定められた弾速
青少年保護育成条例で定められているので、18歳未満の方は専用のエアガン(遊戯銃)を使うようにしてください。一般的には10歳以上の方が対象になります。
0.135J未満。
これを超えると条例違反になってしまいます。
注意点!
都道府県ごとに青少年保護育成条例の内容が違います。18歳未満の方がエアガンを使うなら、お住まいの地域の条例を確認する方が安全ですね。厳しい地域では18歳未満は触っちゃダメ!という厳しい条例もあります。
神奈川県なんかは条例が厳しいですね。上記の通り、18歳未満にエアガンを触らせること自体NGです。
エアガンの弾速限界速度
さて、エアガンの威力上限についてはわかりました。
ここからは具体的に弾速での上限を見ていきましょう。BB弾の重さによって上限が違うので、必ず自分の使っている弾を確認してからチェックしてくださいね。
- 0.2g:99.42m/s
- 0.25g:88.92m/s
- 0.28g:84.02m/s
上記の弾速で0.989J未満の威力上限になります。
注意点!
気温や湿度で弾速は変わります。カスタムで上限ギリギリに設定してしまうと、サバゲーフィールドでチェックしたときにはオーバーする可能性があります。
ギリギリの弾速に設定するのではなく、余裕を持ったカスタムにしてくださいね。
山のサバゲーフィールドでは気圧も違うので、さらに弾速が変わります!
どれくらいの弾速がベスト?
弾速に余裕を持ったカスタム・・・といってもどれくらいの弾速にするか迷ってしまいますよね。あくまで個人的な見解ですが、以下の弾速くらいに抑えておくのがベターです。
- 0.2g:95m/s以内
- 0.25g:85m/s以内
- 0.28g:80.3m/s以内
上記は0.903Jに設定しています。
フィールドによって弾速のレギュレーションが違う
なぜ0.903J以内がおすすめかというと、使えるフィールドが多いからです。
サバゲーフィールドごとにレギュレーションがあって、弾速も決められています。法定速度ギリギリに設定されているところは少ない印象です。
上で紹介した弾速でれば、全てではないものの大半のサバゲーフィールドはクリアできます。さらに万が一、フィールドのレギュレーションを超えたとしても銃刀法違反にはなりません。
弾速でよく見るJ(ジュール)とは?
さて、さきほどからJ(ジュール)という単位が出てきますが、実は知らない・・・という方の為に解説しておきますね。
J(ジュール)とはエネルギーの単位です。難しく考えず、サバゲーでは弾の威力という理解で間違いないです。ちなみに計算式もあるので、一応紹介しておきますね。
弾速×弾速×BB弾の重さ÷2000=J値(ジュール)
なので、0.2gのBB弾で弾速が95m/sの場合、
95m/s×95m/s×0.2g÷2000=0.9025≒0.903Jとなります。
カスタムで必須の弾速器
エアガンのカスタムでは弾速のチェックが必須ですよね。これからエアガンやサバゲーを趣味にしてカスタムとかもしたいなぁ・・・と考えているなら、必ず弾速器は買っておきましょう。
弾速器でできることはこちら。
- 初速の計測
- J値(ジュール)による弾の威力計測
- RPS(1秒間に何発撃ち出せるか)
- セミオートのレスポンス確認
最速で連射することでセミオートのレスポンスもわかります。
特に関西はセミオート限定のサバゲーフィールドが多いので重要ですね。
おすすめ弾速器 3種類比較
最後におすすめの弾速器を3つ紹介します。弾速器によって1m/sほどの誤差がでるので、なるべくベタなものを購入するのがおすすめですね。
XCORTECH X3200 Mk3
定価:¥10,780
Amazon:¥5,080
一番ベタで価格も安い弾速器です。これで十分の性能なので、結論、これを買えば問題ないです。コスパ最高!
私も使っていますが、操作方法はわかりやすくチェックに必要な機能は全て揃っています。
バッテリーは単三電池2本で、かなりの期間持ちます。
ちなみに私はショップで8,000円で買いました・・・。Amazonなら5,000円で変えるんですね・・・。安すぎやろ!
XCORTECH X3500
定価:¥15,180
Amazon:¥7,880
X3200の型違いver。性能面はX3200と全く同じです。
違いは弾を撃ち込むところとディスプレイがセパレート式になっているところ。ただし、どちらも電池は必要で、本体には単三電池2本。ディスプレイには単四電池2本必要です。
んー、セパレートになっているメリットがわからない(笑)
初速がわかるトレーサーのように本体を持ち運ぶわけではないので、正直、私にはいらない機能です。
とはいえ、フィールド運営など使い所があるから一応掲載。
ACETECH AC6000 BT
定価:¥16,280
Amazon:¥11,400
ACETECH(エーステック)はトレーサーで有名なメーカーですね。基本的にデザインが洗練されていて、ファンも多いメーカーです。
この弾速器AC6000 BTとX3200の最大の違いはBluetoothでスマホに連携できるところ。25発撃ってMAXや平均値の弾速をメモリーしておくことができます。
その他、X3200に比べて、ちょっとだけ性能はこちらの方がいいんですが、正直レベルの差はわかりません。
こだわりがないならX3200でいいかなというのが結論ですね。
まとめ
エアガンの弾速について、いろいろと見てきました。弾速の上限を超えると法律を犯すことになり、銃刀法違反で罰せられます。
おそらく箱だしのエアガンなら問題ないですが、ちょっとでも内部をカスタムするなら弾速はシビアに確認するクセをつけてましょう。その為には弾速器は必須ですが、弾速器自体はコスパのいいベタなものがいいですね。
それでは正しくエアガンをカスタムして、楽しいサバゲーライフを!