エアガンの構造を全く知らない初心者でもできるVSRのカスタム。まずは分解と組み立てができるようになるマニュアル。
カスタムはボルトアクションライフルから
さて、この記事を読んでいるということは、何かしらエアガンのカスタムに興味関心がありますよね。カスタムしたい理由はたくさんありますが、この記事は以下のような方におすすめです。
- エアガンが不調
- 初速をもっと上げたい
- 飛距離を伸ばしたい
- 着弾の精度を上げたい
- エアガンの構造を知りたい
- なんか、カスタムって楽しそう
本記事では具体的な初速を上げるようなカスタム方法ではなく、まずは安全に分解・組み立てができるようになるための方法を解説しています。
せっかく分解するので、普段できないメンテナンスまでやり方を書いておきますね。この記事くらいのメンテナンスをしておけば、初速・飛距離・精度はかなり安定します。サバゲーマーならしっかり覚えておきましょう!
カスタムするならエアコキから
はじめてのエアガンカスタムは不安だらけですよね。「動かなくなったらどうしよう」「そもそも元にもどせるの?」なんて頭をよぎりますよね。
そんな方はぜひエアコキからカスタマイズしてみてください。エアコキは構造がかなりシンプルです。エアガンのメカニズムを知るには単純なエアコキから入ると理解しやすいですね。
今回はエアコキの代名詞、ボルトアクションライフルでも最大の人気を誇る東京マルイのVSRでカスタム練習していきます。
VSR-ONEもVSR10も基本的に同じなので、どちらも同じように進めてくださいね。
VSRが気になっている方はこちらもチェックしてくださいね。
VSRカスタム・動画でチェック
まずは全体の流れをざざっと見てみましょう。動画で用意したので、どんな工程があるのかを確認してください。
ね?意外と難しくないでしょ?エアコキならカスタム初心者でも分解できちゃいます。
まずはバレルの分解とメンテナンスから
今回は一番簡単なバレル部分の分解とメンテナンスをしていきましょう。
バレルの清掃は命中精度に影響するので頻繁に行う必要があります。さらに一撃などのパッキンを組み込む方も多いと思うので、この記事を読みながら組み込んでみてくださいね。
VSRカスタム・必要な工具
まずは必要なものを揃えましょう。今回の分解とメンテナンスで必要なものはこちら。
- 六角レンチ(2サイズ必要)
- プラスドライバー
- ハサミ
- クリーニングロッド
- 花咲かG(クリーナー)
- ティッシュ
全部そろったら次のステップへ進んでください。
VSRカスタム・分解編
それでは分解の手順を見ていきましょう。基本的に動画の通りですが、動画を止めながら作業するのも大変だと思うので、ブログにも載せておきますね。
※VSR-ONEで解説していきます
VSRのアッパーレシーバーを取り外す
まずはアッパーレシーバーを取り外していきます。
アンダーレシーバーのネジをはずす
VSRの背面からネジ留めされているので、六角レンチを使って取り外していきます。
ネジは3ヶ所。線端部分のネジだけ外れて、あとは緩めるだけでOKです。
アッパーレシーバーを取り外す
ネジが取れたらコッキングレバーを上に上げて、そのままアッパーレシーバーを持ち上げてください。ズボッと抜けるはずです。
トリガー部分が引っかかりやすいので、力づくでいかないように!
レシーバーからバレルをはずす
アッパーレシーバーの裏にバレルを留めるネジがあります。こいつを取り外しましょう。
そのあと、アウターバレルをぐりぐり回すとバレルが抜けます。これで取り外しOK。
アウターバレルの分解
次はバレルの分解です。ネジが多くなるので、無くさないように注意してくださいね。
バレルの台座をはずす
バレルの下についている台座のネジを2ヶ所外してください。
ホップアップ調整ダイヤルを外す
ホップアップ調整ダイヤルはネジ一つで留まっています。
インナーバレルを抜く
ここまで分解できたら、あとはアウターバレルをからインナーバレルを引き抜いてください。
おそらくバレルを立てるだけで抜けますが、詰まっているようなら指で軽く押してください。
インナーバレルの分解
次はインナーバレルの分解です。コア部分ですが、構造は単純なのでサクッとばらしちゃいましょう。
ホップアップ調整部分の分解
黒いパーツの3ヶ所留められているネジを外します。
黒いパーツの片側が外れました。
チャンバーの分解
銀色のパーツ(チャンバー)を固定している2ヶ所のネジを外します。
チャンバーを開けて、インナーバレルもチャンバーから取り外します。
これで分解はOK。次はバレルのメンテナンスです。
VSRカスタム・メンテナンス編
分解ができたら、次はメンテナンスです。バレルのメンテナンスは命中精度に直結するので、面倒くさがらずメンテする癖をつけてくださいね。
クリーニングロッドの準備
まずはティッシュを画像くらいのサイズにカットしてください。クリーニングロッドの先端に巻き付けるので、適当なサイズに調整してください。
切ったティッシュをクリーニングロッドに巻き付けます。巻き付けたあとはティッシュをグッと押さえてください。
これで準備OK。
バレル内の清掃
まずはバレル内部に花咲かG(クリーナー)を塗ります。歯磨き粉のように出てくるので、1cmくらい出して内部に塗りつけます。
塗りつけたら、クリーニングロッドを突っ込んでゴシゴシ磨いてください。
ティッシュを巻き直して何度も磨いていきます。目安としてはクリーナーが完全にとれるくらいまで磨くこと。
磨き終わったら、パッキンも磨いてください。
おそらく皆さんのパッキンは黒のはず。私はパッキンを一撃に変えているので色が違いますね。
バレルの清掃はこれでOK。せっかくなので、チャンバーの汚れも拭き取っておきましょう。
ここまでできたら組み立てです。
VSRカスタム・組み立て編
バレルが綺麗になったら各パーツを戻していきます。
パッキン・バレルの位置を調整
インナーバレルをチャンバーに戻すとき、インナーバレルの穴がチャンバーのホップアップ押し込み位置と水平になるように調整してください。
ここがポイントです!バレルが左右に少しでも回転していると、弾道が左右に曲がってしまいます。ホップアップの位置が真下に来るように調整してください。
インナーバレルの他のパーツも画像同様にチャンバーへ戻してください。
すべて組み込んだらチャンバーのネジを締めるんですが、ガチガチに締める前に、ホップアップの押し込みが真下に来ている確認してください。
ちょっと見づらいですが、穴から除いてホップアップを押し込めば、真っ直ぐ押し込まれているか確認できます。少しでも傾いていたら調整してください!
チェック方法が分かりづらいと思うので、冒頭に掲載したYouTubeの10:47〜をチェックしてください。
チャンバーのネジを固定したら一安心です。あとは本当に戻していくだけですね。
VSRの組み立て
基本的に分解の逆の手順になるだけですが、一応ざっと書き出しておきます。わからなくなったら、「VSRカスタム・分解編」を逆から読み直してください。
- チャンバーに黒いパーツ(ホップアップ調整ガイド)を取り付ける
- インナーバレルをアウターバレルに入れる
- バレルのネジの位置を合わせる
- ホップアップ調整ダイヤルを取り付ける
- バレルの台座を取り付ける
- レシーバーにアウターバレルを回して取り付ける
- 位置を合わせてアウターバレルをネジ留め
- アッパーレシーバーをアンダーレシーバーに入れる
- アンダーレシーバーの背面からネジ留めして固定
- 完成
完成したら必ず安全なところで試写してくださいね。弾速器でチェックできればベターです。
まとめ
今回はVSR-ONEを使って、エアガンの分解とメンテナンス方法を見てきました。エアガンのカスタムは今回のバレルメンテナンスが一番基礎なので、カスタムをしたことがない方はここからチャレンジしてくださいね。
慣れてくればシリンダー周りの清掃なども行っていきますが、これは別記事で。
それでは楽しいサバゲーライフを!またねー!