ジョン・ウィックで有名になったCARシステム。どんな戦闘方法か見ていきましょう!
CARシステムとは?
CARシステムは、「Center Axis Relock」の略称で、近接戦闘に特化した戦闘技術です。
Center Axis=中心軸。Relock=再ロック。
CARシステムは、ウィーバースタンスからの派生として、元アメリカ海軍特殊部隊員であるポール・キャッスルによって開発されましたされました。
CARシステムでは、銃器を扱う際の射撃姿勢である「Center Axis Relock」を基本姿勢としています。この姿勢は、胸の前で銃を構え、左手で銃身を押さえ、右手でトリガーを引くというもので、敵からの照準は小さな状態で正確な射撃が可能です。
実際に射撃しているシーンはこちら。
CARシステムは、近接戦闘に特化したテクニックを中心に構成されているので、銃だけではなく、密着した状態での戦闘も組み込まれています。
具体的には、パンチ、キック、エルボー、ニー、投げ技などの攻撃技術や、ブロック、カウンター、ディフェンスなどの防御技術を練習します。
映画『ジョン・ウィック』では、主人公がこのCARシステムを使って敵を素早く無力化するシーンが多数登場しました。 特に、接近戦での連続攻撃や、武器を使った攻撃などが印象的で、そのスピード感や迫力は圧巻でしたよね!。
1990年代からある技術ですが、ジョン・ウィッグで知った人がほとんどですよね。私もその一人です。
リコリス・リコイルでも登場
2022年に放送されたアニメ『リコリス・リコイル』の主人公、錦木千束もCARシステムで戦っています。
銃でそのまま殴ったり、弾丸を避けたりとすさまじい戦闘スタイルですが、さすがにCARシステムを使いこなす猛者でも無理でしょうね(笑)
ジョン・ウィックや錦木千束が使っていた銃
やっぱり映画やアニメで見るとかっこよく見えますよね!そして、密かに影響されて、そのエアガンが欲しくなったり・・・
そんなあなたのために、モデルとなったエアガンを紹介しておきますね。
TTIコンバットマスター(ジョン・ウィック:パラベラム)
ジョン・ウィックが使っていた銃の中でも、特に人気があるのがこのTTIコンバットマスター。CARシステムにも映えるハンドガンですね!
同じモデルでも、Co2タイプのガスガンもあります。見た目だけでなく、サバゲーでの実用性も兼ねるなら、こちらのハンドガンもありです。
CARシステムといえばこのハンドガンですよねー!
ストライクウォーリア(錦木千束)
相手の体にくっつけても撃てる超近接戦仕様のストライクウォーリア。ハイキャパモデルではあるものの、かなり独特なフォルムです。
正確に言うと千束のハンドガンとは違いますが・・・架空銃なので、実銃が存在しません。2023年2月時点ではこれが一番近いですね。
CARシステム(Center Axis Relock)の構え方
CARシステムは、接近戦においても正確な射撃ができる有効なテクニックです。基本的な構え方も解説しておきますね。
- まず、銃を胸の前に構えます。銃口は、顔面からやや下を向くように構えます。
- 左手で銃身を前からしっかりと握り、右手で握りを握ります。
- ハンドガンが自分の中心軸に沿って安定していることを確認します。
- 右手でトリガーを引きます。このとき、左手で銃身が前後に揺れないようにしっかりと抑えます。
- 射撃後は、また基本的な構えに戻ります。
本記事の冒頭に参考動画を掲載していますので、動画でも確認してみてくださいね!
CARシステムの元となったウィーバースタンス
現代のハンドガンの構え方は大きく分けて、アイソセレススタンスとウィーバースタンスの2種類。CARシステムはウィーバースタンスを元に開発されました。
ウィーバースタンスとは、銃を構える際の一つのスタイルで、軍隊や警察などの射撃訓練で広く使われています。
CARシステムと同じく、半身になるので、敵からの被弾は少ない構え方です。
ウィーバースタンス
足を肩幅に開き、銃を構える側の足を少し前に出します。このとき、体重は前足にかけます。胴体を前に倒して、視線に向かって斜めになるようにします。銃の反動を受けても安定するようになります。
CARシステムはサバゲーでも強い?
CARシステムを知ると、必ず疑問に感じるのが「サバゲーでも強い?」。
結論、サバゲーでは強くはないです。
ただ、サバゲーではNGとか、使ってはいけないという意味ではありません!サバゲーは装備もスタンスも自由でOK。好きなキャラクターになりきって楽しむのも◎です。
あくまでサバゲーでは強くない・・・ということです。
サバゲーでは、もちろんエアガンを使います。エアガンと実銃では射撃の反動もアルゴリズムも全く違います。
サバゲーは競技的な要素があるため、CARシステムのような特定の射撃スタイルに固執するのではなく、反動のない(少ない)BB弾をいかに効率的に当てるか?がポイントになります。
反動を受ける実銃のような構え方ではなく、いかに敵からの被弾を減らせるかが強さに直結します。
考え方はCARシステムと同じですね!
まとめると、CARシステムはサバゲーでも使うことができますが、エアガンのアルゴリズムから見た場合、もっと効率のいいスタイルがあるということです。
サバゲーの近接戦闘テクニック
サバゲーでCQBのような近接戦闘で使えるテクニックはたくさんありますが、必ず使えた方がいい基本的なテクニックを紹介した記事もあるので、参考に!
どんなスタイルでもOKですが、CQBで戦うならクイックピークはマストな技術です。ほとんどのサバゲーマーが使いますが、実は被弾しづらいコツがあるので、ぜひ読んでみてください!
クイックピークができるようになったら、こちらもどうぞ!
それでは楽しいサバゲーライフを!